クラウドワークス確定申告必要条件と注意点を税務担当者向け解説

クラウドワークス確定申告必要条件と注意点を税務担当者向け解説

クラウドワークス確定申告

所得20万円以下の副業でも住民税申告は必須です

この記事の重要ポイント
💰
確定申告が必要な基準額

副業は年間所得20万円超、本業は48万円超で申告が必要になる

📝
源泉徴収の注意点

マイナンバー提出や二重課税を防ぐための申告書記入が重要

⚠️
無申告のペナルティ

最大40%の重加算税が課される可能性があり、早期対応が必須

クラウドワークス確定申告が必要な人の条件


クラウドワークスでの収入に確定申告が必要かどうかは、本業か副業かで基準が異なります。副業として利用している場合、年間所得が20万円を超えると申告義務が発生します。


参考)クラウドワークスでの収入は確定申告する必要があるか|確定申告…

所得とは収入から必要経費を差し引いた金額を指します。クラウドワークスのシステム利用料、振込手数料、インターネット通信費などを経費として計上できるため、収入が20万円を超えていても経費控除後の所得が20万円以下なら申告不要です。
参考)クラウドワークスの確定申告完全攻略【最新版】


一方、本業としてクラウドワークスを利用している場合は、年間所得48万円が基準となります。これは基礎控除額が48万円であり、所得がこれ以下なら課税所得がゼロになるためです。


つまり税金が発生しないということですね。



参考)クラウドワークスで源泉徴収はされる?確定申告の必要性について…


給与所得が2,000万円を超える場合は、副業所得の金額に関わらず確定申告が必須となる点も覚えておきましょう。

クラウドワークス確定申告における源泉徴収の取扱い

クラウドワークスで法人クライアントから仕事を受注した場合、報酬から源泉徴収される可能性があります。ライティング業務は原稿料に該当し、源泉徴収の対象となります。

源泉徴収された場合、確定申告時に源泉徴収税額を必ず記入する必要があります。記入を忘れると二重で所得税を支払うことになります。本来払うべき税額より源泉徴収額が多ければ、差額が還付される仕組みです。


クライアントが源泉徴収を行う際、税務署への支払調書提出にマイナンバーの提示が求められます。ただし実務上は、クライアントが理由を明記すればマイナンバーなしでも手続き可能なケースがあります。


参考)クラウドワークスにおける源泉徴収 - みんなのお仕事相談所 …


源泉徴収票はクラウドワークスではなく、クライアントに直接連絡して発行してもらう必要があります。


支払調書であれば対応してもらえます。



国税庁「源泉徴収が必要な報酬・料金等とは」では、源泉徴収対象となる具体的な報酬種類を確認できます

クラウドワークス確定申告で経費計上できる項目

確定申告では、仕事を行うために使った費用を必要経費として計上できます。


具体的には以下の項目が経費になります。


  • クラウドワークスのシステム利用料​
  • 銀行振込手数料
  • インターネット通信費​
  • 電話代​
  • パソコンやタブレットなどのOA機器購入費​
  • 書籍購入費​
  • 取材にかかった交通費​
  • 家賃(按分)​
  • 水道光熱費(按分)​

経費として認められる基準は「それがなければ仕事が成立しないもの」です。家族と同居している場合、生活費と業務費用を按分する必要があります。​
白色申告では業務割合が5割超の家事関連費しか経費計上できません。一方、青色申告なら事業相当額を合理的に区分できれば全額経費にできます。


青色申告が有利ということですね。



経費計上には領収書やレシートの保管が必須となるため、必ず保存してください。

クラウドワークス確定申告の住民税申告義務

副業所得が20万円以下で確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別途必要です。所得税と異なり、住民税には20万円のボーダーラインが存在しません。


参考)クラウドワークスで副業収入を得たら確定申告は必要?やり方も解…

確定申告を行えば税務署から自治体へ情報が共有されるため、別途住民税申告は不要です。しかし確定申告していない場合、前年所得が不明なため市区町村役場での住民税申告が必須となります。

副業を会社に知られたくない場合、住民税の納付方法を「普通徴収」にする必要があります。特別徴収を選ぶと本業の給与から天引きされるため、住民税額の増加で副業が発覚するリスクがあります。


普通徴収なら自宅に納付書が届きます。



ただし自治体によっては普通徴収への変更ができない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。


参考)税理士ドットコム - [住民税]副業禁止の場合に、クラウドソ…

クラウドワークス確定申告における雑所得と事業所得の違い

クラウドワークスでの所得は「雑所得」または「事業所得」のいずれかに区分されます。この区分により税制上のメリットが変わります。

雑所得は他の9種類の所得区分に当てはまらない場合に適用されます。副業としてクラウドワークスを利用している場合、基本的に雑所得で申告します。


雑所得では青色申告ができません。



一方、本業としてクラウドワークスで継続的に収入を得ている場合は事業所得となります。副業でも「毎日作業している」「収入額が大きい」場合、事業所得とみなされる可能性があります。

事業所得で申告すると青色申告が可能になり、最大65万円の特別控除や赤字の繰越控除など大きな節税メリットを受けられます。ある程度の収入がある場合、税務署や税理士に事業所得での申告が可能か相談することをおすすめします。


国税庁「事業所得の課税のしくみ」では事業所得の詳細な要件を確認できます

クラウドワークス確定申告を怠った場合のペナルティ

確定申告義務があるにも関わらず申告しなかった場合、3種類の罰則が課されます

無申告加算税は、納付すべき税額の50万円以下の部分に15%、50万円超の部分に20%が加算されます。税務調査前に自主申告すれば5%に軽減されます。​
重加算税は、帳簿の改ざんなど悪質な隠蔽行為があった場合に課され、納付税額の40%が加算されます。


過少申告の場合は35%です。


無申告加算税とは重複しません。
延滞税は、法定納期限の翌日から完納日までの日数に応じて発生します。2か月以内なら年7.3%または特例基準割合+1%の低い方、2か月超なら年14.6%または特例基準割合+7.3%の低い方が適用されます。​
税務署は個人の少額所得でもランダムに調査を実施しており、クラウドワークスなどのプラットフォーム収入は今後さらに注目される分野です。


ほぼ100%発覚すると考えておきましょう。



国税庁「確定申告を忘れたとき」では無申告加算税の詳細な計算方法を確認できます




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