タブレット確定申告アプリで税務担当の効率化

タブレット確定申告アプリで税務担当の効率化

タブレット確定申告アプリ活用術

タブレットで消費税申告書は作成できません

この記事のポイント
📱
タブレット対応アプリの選択

freee、マネーフォワード、やよいなど主要アプリの機能比較と税務担当者向けの選定基準を解説

⚠️
作成可能な書類の制約

タブレットでは所得税申告書のみ作成可能で、消費税・贈与税・決算書等はPC必須という重要な注意点

🔐
電子申告の実施方法

マイナンバーカードとスマホの2次元バーコード認証を使ったe-Tax送信の具体的手順

タブレット確定申告アプリの基本機能


税務担当者がタブレットで確定申告業務を行う場合、まず理解すべきは作成可能な書類の範囲です。国税庁の確定申告書等作成コーナーでは、タブレット端末で所得税及び復興特別所得税の確定申告書のみ作成できます。青色申告決算書、収支内訳書、消費税及び地方消費税の申告書、贈与税の申告書はタブレットでは作成できないため、これらが必要な場合はパソコンを使用する必要があります。


参考)【確定申告書等作成コーナー】-スマホ専用画面について


つまり所得税に限定されます。


この制約は税務担当者にとって重要な判断材料となります。法人の税務担当や個人事業主の経理を任されている場合、消費税申告や決算書作成が必須業務となるため、タブレットだけでは業務が完結しません。一方で、給与所得者の年末調整後の追加申告や、雑所得・一時所得のみの申告であれば、タブレットでの対応が可能です。


参考)【確定申告書等作成コーナー】-タブレット端末を利用して申告書…


タブレット向け確定申告アプリには、主に専用アプリタイプブラウザ版の2種類があります。専用アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードし、タッチ操作に特化した画面設計が特徴です。ボタンのサイズや配置がタブレットに最適化されており、指でスワイプやピンチする直感的な操作が可能です。


参考)FitGap

タブレット対応の主要確定申告アプリ比較

税務担当者向けの主要な確定申告アプリとして、freee会計、マネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告オンラインの3つが挙げられます。機能の充実度ではfreeeが最も優れており、記帳から確定申告書の作成、電子申告まで全てアプリ内で完結できます。タブレットに対応しているのも3社中freeeのみです。


参考)クラウド会計ソフトのスマホ・タブレットアプリを比較

freeeが最強ということですね。


マネーフォワードは手入力と自動入力の両方による帳簿づけに対応していますが、アプリの機能はfreeeほど包括的ではありません。やよいの青色申告オンラインは帳簿づけに特化しており、アプリ単体では確定申告書の作成までは完結できない仕様です。税務担当者が外出先や移動中にも申告作業を進めたい場合は、freeeのタブレット対応アプリが最も適していると言えます。


料金面では、やよいの白色申告オンラインが無料プランを提供している点が特徴的です。ただし無料プランでは電話サポートなどが制限されるため、税務担当者として業務で使用する場合は有料プランの検討が必要です。freee会計とマネーフォワードは基本的に有料サービスですが、初年度割引や無料トライアル期間を設けていることが多いです。


参考)【2026年版】確定申告ソフトおすすめ6選を徹底比較! - …


freee会計公式サイトでは、タブレット対応機能の詳細や料金プランを確認できます。

タブレット確定申告のデータ保存制約

タブレットで確定申告書を作成する際の最大の注意点はデータ保存機能がないことです。国税庁の確定申告書等作成コーナーをタブレットから利用する場合、途中でブラウザを閉じたり、デバイスの電源が切れたりすると、入力したデータが全て失われます。これは税務担当者にとって致命的なリスクとなり得ます。


参考)【2026年】確定申告をタブレットでやる方法 –…


一度で完成させる必要があります。


この制約を回避するには、連続して作業できる環境を確保する必要があります。具体的には、バッテリー残量が十分にある状態で作業を開始し、ネットワーク接続が安定している場所で一気に申告書を完成させることが求められます。作業時間の目安として、シンプルな給与所得のみの申告で30分程度、複数の所得がある場合は1時間以上かかることもあります。


参考)確定申告書作成コーナーをタブレット端末で利用する場合

クラウド会計アプリを使用する場合は、この問題が大幅に改善されます。freee会計やマネーフォワード クラウド確定申告などのクラウド型アプリでは、入力データが自動的にクラウドに保存されるため、作業を中断しても後から続きを再開できます。複数のデバイスから同じデータにアクセスできるため、タブレットで入力を始めてパソコンで仕上げるといった柔軟な作業も可能です。

タブレット確定申告でのe-Tax送信方法

タブレットからのe-Tax送信には、マイナンバーカードとマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンが必要です。


具体的な手順は以下の通りです。



参考)iPadなどのタブレットで電子申告する方法 - 確定申告書等…


まず準備するものです。


📱 必要な準備物

  • マイナンバーカード(有効期限内のもの)
  • マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン
  • マイナポータルAP(アプリを事前にインストール)
  • タブレット端末(ブラウザでアクセス可能なもの)

🔐 e-Tax送信の具体的手順

  1. タブレットのブラウザでe-Taxソフト(WEB版)にアクセス​
  2. 「マイナンバーカードの読み取りへ」をタップ​
  3. 「2次元バーコードの表示」を選択​
  4. タブレット画面に表示されたQRコードをスマホのマイナポータルAPで読み取る​
  5. スマホでマイナンバーカードのパスワード(4桁の数字)を入力​
  6. マイナンバーカードをスマホにかざして読み取り​
  7. タブレット画面でログイン完了、申告書作成に進む​

この2次元バーコード認証方式により、タブレット自体にICカードリーダー機能がなくても電子申告が可能になりました。ただし、ID・パスワード方式でのe-Tax利用も可能です。この方式では事前に税務署で発行されたID(利用者識別番号)とパスワードを使用するため、マイナンバーカードは不要です。


参考)マイナンバーカードを利用した確定申告(e-Tax)のやり方を…


国税庁e-Tax公式サイトで、マイナンバーカード読み取り対応スマートフォンの機種一覧を確認できます。

税務担当者向けタブレット活用の独自戦略

税務担当者として複数社の申告業務を担当している場合、タブレットとPCを業務の段階に応じて使い分ける戦略が効果的です。具体的には、現地でのヒアリングや資料確認はタブレットで行い、実際の申告書作成や消費税申告などの複雑な処理はPCで行うという役割分担です。


役割分担が重要ですね。


クライアント先で打ち合わせを行う際、タブレットでクラウド会計ソフトにアクセスすれば、その場でリアルタイムのデータを確認できます。freee会計アプリではレシート撮影機能があり、クライアントが持参した領収書をその場で撮影・データ化することも可能です。日付や金額が自動でデータ化されるため、後から手入力する手間が省けます。


参考)‎確定申告はfreee 会計ソフト - 会計アプリで青色申告…


移動中の電車やカフェでの作業にもタブレットは適しています。軽量で持ち運びやすく、パソコンを開く環境がない場所でも仕訳入力や帳簿確認ができます。


ただし、セキュリティ面での注意が必要です。


公共のWi-Fiを使用する際は、VPN接続を使用するか、モバイルデータ通信を利用することで情報漏洩リスクを軽減できます。

税理士や他の税務担当者と分担して作業する場合も、クラウド会計ソフトのタブレット対応は有効です。それぞれが好きなデバイスから同じデータにアクセスでき、リアルタイムで進捗を共有できます。税理士に相談する際にも、タブレットを持参すればその場でデータを見せながら質問できるため、コミュニケーションが円滑になります。

タブレット確定申告アプリの選定基準

税務担当者がタブレット向け確定申告アプリを選ぶ際は、タッチ操作の使いやすさ所有するタブレットのOSとの互換性を最優先で確認すべきです。iPadならiOS対応、AndroidタブレットならAndroid対応のアプリを選びます。古いOSバージョンでは最新アプリが動作しない可能性もあるため、デバイスのOSバージョンも事前に確認が必要です。

互換性チェックが最優先です。


📊 アプリ選定時のチェックリスト

  • 自社で使用するタブレットのOS(iOS/Android)に対応しているか
  • 画面サイズに最適化されたインターフェースを持っているか
  • オフライン作業時のデータ保存機能があるか
  • 銀行口座やクレジットカードとの自動連携機能があるか
  • 電子申告(e-Tax)に対応しているか
  • サポート体制(チャット・メール・電話)が充実しているか
  • 料金プランが業務量に見合っているか

自動仕訳機能の精度も重要な選定基準です。銀行口座やクレジットカードと連携して取引データを自動で取り込み、AIが勘定科目を推測する機能は、税務担当者の作業時間を大幅に削減します。freee会計とマネーフォワードはこの自動化技術が特に優れており、使い込むほど学習精度が向上します。


参考)アプリ対応のクラウド会計ソフト4選を比較!メリット・デメリッ…


セキュリティ機能も見逃せません。金融機関レベルの暗号化通信、二段階認証、アクセスログの記録などの機能があるアプリを選ぶことで、顧客の財務情報を安全に管理できます。特に複数のクライアントのデータを扱う税務担当者にとって、データ分離機能やユーザー権限管理機能は必須です。


マネーフォワード クラウド確定申告公式サイトでは、セキュリティ対策の詳細を確認できます。




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