

予約なしで行くと午後4時の整理券をもらうことも
国税庁のLINE予約は、来場希望日の10日前から2日前までが基本的な受付期間となっています。例えば、2月20日に確定申告会場へ来場したい場合、2月10日から2月18日までの間に予約が可能です。
参考)確定申告会場での相談を希望される方へ|令和7年分 確定申告特…
確定申告期間は令和8年2月16日(月)から3月16日(月)までで、この期間中の相談予約については令和7年12月22日(月)以降順次受け付けが開始されています。つまり、申告期間が始まる前から予約システムが稼働しているということですね。
参考)https://www.nta.go.jp/information/other/data/r07/kakushin_kaijo/index.htm
予約は24時間いつでも申し込み可能ですが、システムメンテナンス時間や人気の時間帯は早期に満席になる可能性があります。税務担当者の方は、法人の顧問先が個人事業を兼業しているケースなど、複数の予約が必要になる場合は特に早めの手続きをおすすめします。
参考)https://www.areus.jp/column/kakuteishinkoku-line-reservation-guide
来場希望日の10日前という基本ルールは覚えやすく、計画的な申告相談のスケジューリングに役立ちます。
LINE予約は4つのステップで完了します。まず、LINEアプリから国税庁LINE公式アカウントを友だち追加します。アカウント検索で「国税庁」と入力すれば見つかります。
参考)税務署での確定申告はLINEで予約できる!やり方や注意点、準…
次に、トーク画面に表示される「メインメニュー」タブから「確定申告相談の申込(個人の方)」を選択します。すると、管轄の税務署や確定申告会場の一覧が表示されるので、来場を希望する会場を選びます。
会場選択後は、カレンダー形式で来場希望日と時間帯を選択します。予約可能な枠には○印が表示され、満席の場合は×印やグレーアウト表示となります。希望の日時を選んだら、内容を確認して「申込」をタップすれば予約完了です。
申込完了画面が入場整理券となるため、必ずスクリーンショットを保存するか、予約番号を控えておく必要があります。
当日は、この画面を会場の係員に提示します。
参考)https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kansensho/line.htm
LINE予約システムは全国的に導入が進んでおり、主要都市部から地方まで多くの税務署が対応しています。ただし、税務署や地域によって予約枠の数や受付開始日が異なる場合があります。
参考)https://www.areus.jp/column/tax-return-reservation-line-2025-ticket-guide
東京都心部の税務署では1日あたり約600~1200枠が用意されている一方、地方都市では約200~600枠となっており、地域の規模に応じて枠数が設定されています。都心部では予約必須で当日受付を行わない会場もあるため、事前確認が重要です。
参考)https://www.city.ishioka.lg.jp/data/doc/1673425275_doc_255_4.pdf
一部の税務署では、独自の申告相談会場を設けている場合があり、その会場もLINE予約の対象となっています。税務担当者としては、顧問先の管轄税務署がどの会場で申告相談を実施しているかを事前に把握しておくと、的確なアドバイスができます。
各税務署の具体的な予約枠数や受付状況は、国税庁の公式ウェブサイトで確認できます。
国税庁の確定申告会場情報ページでは、各税務署の会場一覧と予約方法の詳細が掲載されています。
予約が満席でLINE予約ができない場合、当日に各会場で配布される入場整理券を利用する方法があります。当日整理券は、各税務署の開庁時間に合わせて朝8時半から配布が開始されます。
参考)確定申告、LINEで入場予約受け付け 会場の混雑回避 :中日…
しかし、当日整理券には大きなリスクがあります。混雑時には午前中に整理券をもらっても、指定される入場時間が午後4時になることがあるのです。極端な話、朝早く並んでも一日待たされる可能性があるということですね。
当日整理券の枚数は、各会場の1日分の総数のうち最低でも2~4割程度が確保されていますが、数に限りがあり、なくなり次第終了となります。その場合は翌日以降に改めて来場する必要があります。
参考)2025 確定申告 相談会場 入場整理券 配布状況検索 東京…
LINE予約が取れない主な原因は、希望日時の満席、LINEアプリの不具合、予約受付期間外の3つです。満席の場合は平日午前中など比較的空いている時間帯を狙う、アプリ不具合の場合は最新バージョンへのアップデートやキャッシュクリアを試すと解決することがあります。
参考)確定申告のLINE予約ができない?その原因と解決策を徹底解説…
予約した日時に来場できなくなった場合は、必ず事前にキャンセル手続きを行う必要があります。キャンセルは、LINEのトーク画面から簡単に行えます。
参考)何ができる?国税庁のLINEアカウントから入場整理券を予約
予約確認画面に表示される「キャンセル」ボタンをタップするだけで手続きが完了します。キャンセル後は、別の日時で再度予約を取り直すことも可能です。
予約内容を変更したい場合は、一度キャンセルを行った上で、改めて新しい日時で予約をする流れになります。直接的な変更機能はないため、二段階の手続きが必要だということですね。
参考)https://smooooth7-site-one.ssl-link.jp/sm_jiv221102/uploads/news/542/65e5119987777542.pdf
なお、国税庁LINE公式アカウントから予約日の前日にリマインドメッセージが送信されることがありますが、このメッセージへの返信は不要です。確認のための自動配信なので、そのまま予約時間に来場すれば問題ありません。
無断キャンセルは他の納税者の予約機会を奪うことになるため、来場できない場合は速やかにキャンセル手続きを行うことが税務担当者としてのマナーです。
確定申告会場への入場方法には、LINE事前予約、電話予約、当日整理券配布の3つがあります。それぞれの特徴を比較すると、LINE予約の優位性が明確になります。
| 予約方法 | 受付時間 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| LINE事前予約 | 24時間 | 時間指定可能、待機時間短縮 | 10日前からの受付 |
| 電話予約 | 平日9:00~17:00 | 直接相談可能 | 混雑時繋がりにくい |
| 当日整理券 | 朝8時半から | 予約なしで利用可能 | 長時間待機のリスク |
LINE予約は24時間受付で、スマートフォンがあればいつでもどこでも予約できる点が最大の利点です。電話予約は受付時間が限られ、確定申告期間中は電話が繋がりにくいという課題があります。
当日整理券は予約なしで利用できる手軽さがある一方、早朝から並ぶ必要があり、混雑時は長時間待機を強いられます。税務担当者が顧問先に対してアドバイスする際は、LINE予約を第一選択肢として推奨するのが賢明です。
複数の予約方法を知っておくことは、顧問先からの問い合わせに柔軟に対応するために役立ちます。
LINE予約では、申告相談をする1名につき1枠の申し込みが必要です。例えば、夫婦でそれぞれ確定申告が必要な場合は、2枠分の予約を取る必要があります。
予約した時間は、指定された時間帯に会場へ入場できることを示すものであり、その時間から相談が開始されるという意味ではありません。入場後も順番待ちが発生する場合があるため、時間に余裕を持って来場することが推奨されます。
税務担当者として顧問先にアドバイスする際のポイントは、早期予約の重要性を伝えることです。確定申告期限が近づくと予約枠が埋まりやすくなるため、2月上旬など早い時期の予約を推奨すると良いでしょう。
還付申告については、令和8年2月13日(金)以前でも提出できるため、混雑を避けたい顧問先には1月中の来場を提案する方法もあります。混雑時期を避けることで、より丁寧な相談対応を受けられる可能性が高まります。
また、e-Taxでの申告が可能な顧問先には、会場に行かずに済むオンライン申告を勧めることも、時間コストの削減につながります。
国税庁LINE公式アカウントには、申告相談の予約以外にも便利な機能が搭載されています。メインメニューには「申告書を作る」「チャットボットに聞く」「動画で見る」といった選択肢があります。
参考)【2024年分】確定申告会場での申告相談は予約必須!LINE…
チャットボット機能では、申告に関するさまざまな質問に24時間自動応答で対応してもらえます。経費控除、所得税の計算方法、申告書の書き方などについて、簡単な質問であればその場で答えが得られます。
「申告書を作る」メニューからは、国税庁の確定申告書等作成コーナーへのリンクが提供され、スマートフォンからも申告書の作成が可能です。税務担当者が顧問先に対して自主申告を促す際の参考情報として活用できます。
これらの機能は、税務署の窓口や電話相談が混雑している時でも利用できるため、簡単な疑問の解決手段として知っておくと便利です。特に、顧問先からの急ぎの問い合わせに対して、チャットボットでの確認を提案できると、迅速な対応が可能になります。
国税庁LINE公式アカウントは、単なる予約ツールではなく、総合的な確定申告サポートツールとして機能しているのです。