

スクエアの手数料は課税仕入です。
スクエアの決済手数料は、カード会社と直接契約する場合と異なり、決済代行サービスの利用料という位置づけになります。このため、消費税法上は課税仕入として処理する必要があります。
参考)https://kireilulu.com/square/tesuryosyohizei.html/
カード会社と直接契約する場合、手数料は売上金の立替や債権譲渡の対価とみなされ非課税です。しかしスクエアのような決済代行サービスでは、システム利用料やサービス提供の対価として課税取引になります。
この区分を間違えて非課税で処理すると、消費税の仕入税額控除を受けられなくなります。年間100万円の手数料なら、約9万円の控除漏れにつながる可能性があります。つまり課税仕入として正しく処理することが必須です。
ちなみに、スクエアの公式サイトで表示される手数料率(クレジット2.5%、QR決済3.25%など)はすべて税込の総額表示です。
別途消費税を計算する必要はありません。
スクエアを利用した場合の会計処理は、売上発生時と入金時の2段階で仕訳を行うのが基本です。
まず商品が売れた時点では、代金はまだ入金されていないため「売掛金」として処理します。例えば10,000円のクレジット売上があった場合、以下のように仕訳します。
これが第一段階です。
後日、スクエアから決済手数料が差し引かれた金額が銀行口座に入金されます。売上10,000円に対して手数料が325円(3.25%)の場合、入金額は9,675円です。
このとき以下のように仕訳します。
参考)Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】…
手数料部分は必ず課税仕入として処理してください。勘定科目は「支払手数料」または「販売費及び一般管理費」の中の支払手数料として計上するのが一般的です。
スクエアとクラウド会計freeeを連携すると、毎日の売上情報の管理から入金までの経理処理を自動化できます。手作業での入力ミスや記帳漏れを防げるため、税務担当者の業務負担が大幅に軽減されます。
連携の手順は以下のとおりです。
freeeとの連携により、スクエアの売上は自動的に「売上高」として取り込まれます。カード決済代行手数料は「支払手数料」として自動仕訳されるため便利です。
ただし注意点があります。
Airレジとスクエアを併用している場合、データの重複に注意が必要です。スクエアとfreeeを連携させず、スクエアのデータもAirレジ経由で一括取り込みする方法、またはAirレジ側の「送信しないデータ」にスクエア売上を指定する方法で重複を回避します。
参考)税金の設定はSquare(スクエア) 側でします ~ クラウ…
また、スクエアから取り込んだ取引をfreee上で削除しても、次回同期時に再度取り込まれる仕様です。不要な取引はスクエアとfreeeの両方から削除する必要があります。
スクエアの入金サイクルは最短翌営業日と非常に早いのが特徴です。これは他のPOSレジや決済サービスと比較しても優れた点といえます。
ただし、年末年始などの連休前は入金が長引くケースがあります。12月の売上が1月にずれ込むと、決算期をまたいで売上計上時期がずれる可能性があります。税務上の売上計上は原則として商品引き渡し時やサービス提供時です。
入金が遅れても売上計上時期は変わりません。
実務では、スクエアの管理画面やfreeeなどのクラウド会計で売上データをリアルタイムで確認することが重要です。売上と在庫がリアルタイムで更新されるため、お金の流れを正確に把握できます。
参考)決済サービスのメリット
また、スクエアでは税金、手数料、サービス料のレポートを表示する機能があります。Squareデータにログインし、「レポート」→「会計」→「消費税」の順に移動すれば、日付範囲を絞り込んで関連データを抽出可能です。
これは確定申告や決算時に便利です。
スクエアとクラウド会計を連携する際、消費税の設定を誤ると売上が正しく計上されません。特に初期設定では消費税の設定がされていないため注意が必要です。
スクエアでは、POSレジアプリから「≡その他」→「設定」→「お会計」→「消費税」の順にタップします。新しい税金を作成するには「+」をタップし、税金の名称と税率を入力します。
参考)消費税設定の作成と管理
税務レポートを確認したい場合は、Squareデータにログインし「レポート」→「会計」→「消費税」から日付範囲を絞り込めます。
これで消費税の集計が簡単にできます。
Airレジとスクエアを併用している場合は特に注意が必要です。AirレジからスクエアにTaxes情報が取り込まれていないため、freee側で消費税情報を入力する必要があります。
また、スクエアで初期設定を行わないと、消費税がかかっていない売上取引として誤って取り込まれるリスクがあります。スクエア側で正しく設定することが大前提です。
スクエアの決済手数料は、決済手段によって異なります。新規でスクエアを始める方で年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の場合、クレジットカード決済は2.5%(UnionPayは3.25%)、それ以外の決済手段は3.25%です。
参考)スクエア(Square)【決済手数料は高い?一覧で見る】消費…
実際にどれだけの手数料がかかるのか、具体例で見てみましょう。
クレジットカード・ICカード決済(2.5%)の場合
交通系ICカード・QR決済(3.25%)の場合
計算式は「売上金額 × 決済手数料率」です。
注意すべきは、手数料率が他サービスと比べて高くなるケースがあることです。年間決済額が3,000万円を超えると料金体系が変わる可能性があるため、大規模事業者は事前に確認が必要です。
ただし、スクエアは初期費用や月額費用が無料で、売上がない月は費用が発生しません。固定費ゼロで利用できるのは、小規模事業者や個人経営にとって大きなメリットです。
スクエアは税務担当者にとって、経理業務の効率化と正確性の向上という2つの大きなメリットをもたらします。
まずサービス開始までが非常に早い点です。アカウント登録、アプリのダウンロード、カードリーダーの接続だけで、最短当日から利用可能です。審査もスムーズで専門的な設定が不要なため、すぐにキャッシュレス決済を導入できます。
次に1台の端末で複数の決済手段に対応できる点です。Visa、Mastercard、JCBなどの主要クレジットカードに加え、交通系ICカードやPayPayなどのQRコード決済にも対応しています。
全42種以上の決済手段に対応可能です。
参考)Square(スクエア)が24種以上のQRコード決済に対応!…
さらにオンライン決済にも対応しています。実店舗だけでなく、オンラインストア、請求書による決済、リンクを使った決済など非対面取引にも対応できます。店舗を持たないビジネスにも柔軟に対応可能です。
税務担当者にとって特に重要なのは、クラウド会計との自動連携機能です。freeeやマネーフォワードと連携すれば、売上データが自動で取り込まれ、仕訳も自動生成されます。手作業での入力ミスや記帳漏れを防げるため、決算業務や確定申告の準備がスムーズになります。
また、売上と在庫がリアルタイムで更新されるため、お金の流れを常に把握できます。これは月次決算や資金繰り管理にも役立ちます。
税金、手数料、サービス料のレポート表示方法(Square公式)
スクエアの公式ヘルプページで、税務レポートの表示方法や消費税の集計方法を確認できます。
実務で役立つ参考資料です。
Square決済手数料の消費税と正しい経理処理(Cashless Life)
スクエアの手数料が課税取引である理由と、具体的な仕訳例が詳しく解説されています。
経理処理の参考になります。

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