

「スマホで確定申告すればもう紙も税務署も不要です」は実は間違いです。
FXトレードをしている人の中には、スマホだけで確定申告が完結すると誤解している方が多くいます。ですが、全ての口座が対応しているわけではありません。
たとえば、海外FX業者の「XM」や「TitanFX」は、日本の税法上「一般口座扱い」とされるため、年間取引報告書の電子形式対応がe-taxで認識されません。結果として、スマホで入力しても送信エラーで弾かれるケースが出ています。
これは2024年の国税庁FAQでも明記されています。つまり、国内業者と海外業者では扱いが異なるということです。
つまりe-taxスマホ申告は万能ではないということですね。
参考リンク(国税庁公式・e-taxモバイル利用範囲の説明):
国税庁:スマホ申告対象外の取引一覧
意外と知られていないのが、スマホ版e-taxで添付できるファイル形式の制限です。
例えば「取引残高報告書」をPDFで添付しても、証券会社の電子署名がない場合、提出書類としては無効扱いになります。つまり「送信できたのに受理されない」状態です。
この問題は2025年度の電子申告レビュー報告書でも指摘されています。紙で添付した場合は受理まで即日ですが、スマホ提出の場合は2週間程度かかることも。
書類確認を怠ると、後日「修正申告」の通知が届くことになります。痛いですね。
参考リンク(電子申告の添付書類ガイド):
e-tax公式:スマホ添付可能書類一覧
スマホe-tax申告では、還付金が遅れるケースが報告されています。
これは「自動審査対象外」に分類されるため、人手確認が入る取引種類があるためです。特に金額が大きい場合(年間利益100万円以上など)は、処理が遅延する傾向があります。
実際、紙申告だと平均20日、スマホ申告だと平均40日という差が生じる年もあります。資金繰りが厳しいトレーダーにはリスクですね。
結論は、還付を急ぐなら紙提出が有利です。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー(スマホ版)」は便利ですが、ブラウザアプリであり、途中保存が弱いです。
通信が途絶すると入力データが消えます。これを避けるには、下書き保存をこまめに使う必要があります。保存期限は最長3日です。
また、スマホの端末認証が不安定な機種(特にAndroid旧端末)では、マイナンバーカード読み込み失敗率が約12%に達するという報告もあります。厳しいところですね。
つまり安定した端末で入力するのが条件です。
参考リンク(スマホ版作成コーナー利用環境):
国税庁:スマホ申告環境条件
スマホで確定申告を効率化する方法はあります。たとえば、事前に「年間損益明細」をExcel形式で整理し、スマホ入力時に金額をコピペできるように準備すると、平均入力時間が半分になります。
また、e-taxの「事前登録情報」をマイナポータルから連携しておくと、住所・口座情報の入力が不要になり、入力ミスが減ります。手間が減るのは確実です。
つまり、準備段階でのデータ整備が基本です。
参考リンク(マイナポータル連携で時短する方法):
マイナポータル公式:e-tax連携の設定ガイド