借金 取り立て 時間

借金の取り立て/違法

借金の取り立て時間は法律で決まっている>

借金の取り立てに関する法律(貸金業法)に違反するケース

借金の取り立て時間は、貸金業法で定められています。

 

法律なので、言い回しが独特ですが、取り立ては「内閣府令で定める時間帯のみとする」&「内閣府で定める時間帯は、午後九時から午前八時までの間とする」という2つの文言で、借金の取り立ては、午前八時~午後九時までということですね。

 

具体的に時刻が記述されているのは、貸金業法施行規則(昭和五十八年大蔵省令第四十号)の第十九条です。

 

第十九条 法第二十一条第一項第一号(法第二十四条第二項、第二十四条の二第二項、第二十四条の三第二項、第二十四条の四第二項、第二十四条の五第二項及び第二十四条の六において準用する場合を含む。)に規定する内閣府令で定める時間帯は、午後九時から午前八時までの間とする。

引用:貸金業法 | e-Gov法令検索

 

取り立て可能な時間以外は、自宅への訪問はもちろん、電話での取り立ても禁止です。

借金の取り立ての違法な方法

違法になる借金取り立て行為
可能な時間帯以外に取り立てをおこなうほか、以下のようの取り立ては違法になります。

 

  • 午後9時から午前8時まに電話や訪問で取り立てする
  • 多人数での押しかけ。威迫するような行為
  • 勤務先など自宅以外の場所へ電話、訪問
  • 張り紙、落書きなどで、債務者の借入の事実やプライバシーに関する事項を公開
  • 繰り返し電話や訪問をする
  • 他の業者の利用をすすめて返済を要求すること
  • 債務整理の手続き中の取り立て
  • 家族など、法的に支払い義務のない人への取り立て

借金 取り立て時間/督促方法

借金の取り立てで、職場に電話するのは違法

 

「借金の取り立ては、午前八時~午後九時まで」ということなら、

 

家には午後八時まで帰宅せず、朝は八時前に家を出れば借金の取り立てに合わないのでは?
かかってきた電話は、無視しちゃえばいいのでは?手紙なんかは無視で!

 

と考えるのは間違いです。

 

もし、取り立てのための連絡がつかない場合は、職場に電話がかかってくる可能性があります。

 

職場で返済を迫るなどして仕事のじゃまをすると、威力業務妨害罪に問われますが、「連絡がつかないから」という合理的な理由があれば、職場に電話するのは合法なんですね。

 

大手の消費者金融やクレジットカード会社、銀行などの金融機関が合法な取り立てを行う場合は、以下の流れになります。

 

電話や書面で督促

無視していると、裁判を起こされる

裁判に負けると、差し押さえなどの強制執行

 

ただ、徹底的に無視をしなければ、分割払いでの和解となるケースも少なくありません。

 

借金の取り立ては土日はOK?

土日の借金取り立ては合法
貸金業法では、取り立てをおこなう曜日は規定されていません。

 

法律上では、土日の午後9時から午前8時以外は、取り立てを行って構わないことになっています。実際にこの時間帯に取り立てをおこなう業者もいます。

 

しかし、土日祝日は貸金業者自体が休みのところが多いんですね。また、土日に取り立てをおこなうとクレームが来ることがあります。

 

実は取り立てのルールに「債務者以外に借金があることを明かすのは違法」というものがあります。
そのため、休日に家族と過ごしているところに取り立てをおこなうと、借金に関するプライバシーを守れない事が多いんですね。

 

そこで「法律違反じゃないか」というクレームに発展するというわけです。

借金取り立てで会社に電話するのは違法

会社への借金取り立て電話は違法
貸金業法の21条1項によると、「正当な理由なく、勤務先など、居宅以外の場所に電話やFAX、訪問などをする行為」が禁止されています。

 

連絡が取れない場合に、借金の取り立て目的であることを明かさずに電話することは合法とされています。

 

しかし、電話口で「おたくの社員の○○さんの借金のことでー」などと切り出すのはNG。電話以外にFAXや訪問などもNGです。

 

業務妨害に該当することもあり、悪質な取り立て行為とされています。

個人間の借金の取り立ては、貸金業法の規制が適用されない

個人間の借金取り立てに貸金業法の規制は適用されない
相手が知人など、個人だった場合は貸金業法の取り立て規制は適用されません。

 

業者なら法律違反になるような厳しい取り立ても、グレーゾーンの扱いになっていて、処罰の対象にならないケースがあります。

 

このような場合、「借金の取り立て」に関する法律を適用するのではなく、(家族に返済を迫る)脅迫罪や(サラ金から借りてでも返せと脅す)強要罪、殴る蹴る(暴行罪)、(物を壊す、「金返せ」とドアに落書き(器物損壊罪)などで警察に訴えるのが良いでしょう。

 

「おたくのお兄さん、借金を返してくれないんですよ」など家族親戚に言いふらすような行為も、場合によっては「名誉毀損」にあたることがあります。

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