リボ払い 過払い金 デメリット 知っておくべき注意点

リボ払い 過払い金 デメリット 知っておくべき注意点

リボ払い 過払い金 デメリット

リボ払いの過払い金請求のデメリット
🚫
信用情報への影響

借金が残っている状態での請求は事故情報として登録される可能性あり

💳
カード利用制限

過払い金請求先のカードは原則として使用不可に

🔒
将来の借入れ制限

同一グループ会社での新規ローンやカード作成が困難に

リボ払いで過払い金が発生するケース

リボ払いで過払い金が発生するのは、主にキャッシング(借入)の利用時です。具体的には以下のような場合に過払い金が発生する可能性があります:

  1. カード会社からの借入をリボ払いで返済していた
  2. クレジットカードでキャッシングをして、リボ払いで返済していた
  3. 2007年(平成19年)ごろまでの取引で、利息制限法の上限金利を超える金利で返済していた

 

ただし、ショッピングのリボ払いには過払い金は発生しません。これは、ショッピングリボ払いの手数料が「割賦販売法」によって規制されているためです。

リボ払いの過払い金請求による信用情報への影響

過払い金請求を行う際、最も注意すべきは信用情報への影響です。特に以下の点に注意が必要です:

  1. 借金が残っている状態での請求:

    • 事故情報として信用情報機関に登録される可能性がある
    • 登録期間は完済から約5年間
    • この間、新規のクレジットカード作成や借入れが困難になる

  2. ショッピング利用残高と過払い金の関係:

    • ショッピング利用残高が過払い金を上回る場合、任意整理扱いとなり信用情報に傷がつく
    • ショッピング残高を過払い金で完済できれば、信用情報への影響は避けられる

  3. 完済後の請求:

    • 債務を完済した後の過払い金請求であれば、信用情報機関への事故情報登録はない
    • ただし、「社内ブラック」として扱われる可能性はある

 

リボ払いの過払い金請求によるカード利用への影響

過払い金請求を行うと、カード利用に以下のような影響が出る可能性があります:

  1. 請求先カードの利用停止:

    • 過払い金請求を行った会社のカードは、原則として使用できなくなる
    • これは「社内ブラック」扱いとなるため

  2. 他社カードへの影響:

    • 請求先以外の会社のカードは、通常通り使用可能
    • ただし、信用情報に傷がついている場合は、他社での新規カード作成が困難になる可能性がある

  3. キャッシング枠とショッピング枠の違い:

    • キャッシング枠での過払い金請求でも、ショッピング枠に支払うべき残高がある場合は注意が必要
    • ショッピング残高が過払い金を上回ると、信用情報に影響が出る可能性がある

リボ払いの過払い金請求が将来の借入れに与える影響

過払い金請求は、将来の借入れにも影響を及ぼす可能性があります:

  1. 同一グループ会社での制限:

    • 過払い金請求を行った会社やそのグループ会社では、新規のローンやクレジットカードの利用が困難になる
    • これは「社内ブラック」扱いとなるため

  2. 他社での借入れへの影響:

    • 信用情報に傷がついていなければ、他社での借入れは通常通り可能
    • ただし、過払い金請求の履歴が審査に影響する可能性はある

  3. 住宅ローンへの影響:

    • 過払い金請求の履歴自体は、必ずしも住宅ローンの審査に直接影響しない
    • しかし、信用情報に傷がついている場合は、審査に影響する可能性がある

 

リボ払いの過払い金請求のタイミングと戦略

過払い金請求を行う際は、そのタイミングと戦略が重要です:

  1. 完済後の請求:

    • 最もリスクが低い
    • 信用情報への影響を避けられる
    • ただし、時効(最後の取引から10年)に注意

  2. 返済中の請求:

    • メリット:借金を減らせる、利息カット・月々の返済額減額交渉が可能
    • デメリット:信用情報に傷がつく可能性がある

  3. 複数の借入れがある場合:

    • 一社ずつ順番に請求するか、一括で請求するかを検討
    • 信用情報への影響を最小限に抑えるため、専門家に相談することをおすすめ

  4. 時効への注意:

    • 過払い金請求権は、最後の取引から10年で時効となる
    • 時効が近づいている場合は、早めの対応が必要

リボ払いの過払い金請求における専門家の活用

過払い金請求は複雑な手続きを伴うため、専門家の活用を検討することをおすすめします:

  1. 専門家に依頼するメリット:

    • 正確な過払い金額の算出
    • 適切な請求戦略の立案
    • 信用情報への影響を最小限に抑える方法の提案
    • 交渉力の向上

  2. 依頼先の選び方:

    • 弁護士や司法書士など、債務整理の経験が豊富な専門家を選ぶ
    • 無料相談を活用し、複数の専門家に相談することをおすすめ

  3. 費用について:

    • 多くの場合、成功報酬制
    • 過払い金が戻ってこなかった場合は費用がかからないケースが多い

  4. 注意点:

    • 過払い金の有無や金額は、専門家に依頼しないと正確にはわからない
    • 自己破産や個人再生などの他の債務整理手段も含めて、最適な解決策を検討することが重要

 

 

リボ払いの過払い金請求には、メリットとデメリットがあります。自身の状況をよく把握し、必要に応じて専門家に相談しながら、最適な対応を選択することが重要です。過払い金請求によって一時的に困難な状況に陥ることもありますが、長期的には借金問題の解決につながる可能性もあります。慎重に検討し、適切な判断を行いましょう。