加山雄三さんが一時期、大きな借金を背負っていたことは知られていますが、その具体的な額としてはなんと17億円でした。
これは彼が神奈川県茅ヶ崎市に開業したホテルが倒産したことが原因で、加山さん自身も会社に名を連ねていたため負債を背負うことになりました。
彼がこの巨額の借金を完済するのにかかった期間はなんと10年間。
その間、彼はほぼ全ての収入を返済に充て、ある時は一日に食べるものが卵1個だけだったとも振り返っています。しかし、彼はその苦しい生活を乗り越え、借金を全て返済したのです。
1970年、映画の「若大将」シリーズで大活躍していた加山雄三さんが経験した大きな試練をご存じでしょうか。それは、パシフィックホテル茅ヶ崎の倒産です。父と叔父が出資者だったこのホテル、加山さん自身も名前を連ねていたため、一夜にして23億円という巨額の借金を背負うことになりました。
借金返済の長い道のり
その後、一生懸命に働き続け、10年間で全額を返済。このエピソードは、加山さんの真摯さと努力を象徴しています。
倒産騒動と結婚生活
加山さんが倒産騒動を経験したのは、結婚した年だったとのこと。当時17歳だった奥さんは、10歳下の彼と結婚してすぐに経済的困難に直面しました。しかし、彼女は加山さんをずっと支え続け、一緒に困難を乗り越えました。
倒産からの再生
加山雄三さんの茅ヶ崎ホテル倒産のエピソードは、困難を乗り越える強さと、周囲の人々への感謝の心を感じさせます。負の遺産とも言える巨額の借金を完済し、その後も活動を続ける彼の姿勢は、多くの人々に勇気を与えています。
現在、加山雄三さんは自立型ケアハウスで静かな生活を送っているようです。
「自立型ケアハウス」とは、高齢者向けの住宅で、生活支援サービスがついているものを指します。
彼がケアハウスに移り住んだのは、脳梗塞を患ったからではありません。実は、その前から計画していたそうです。自宅を売却し、妻と一緒に新しい生活を始めました。
彼が入居しているケアハウスについては、2つの噂があります。一つは「サンシティ銀座EAST」、もう一つは「ケアハウスあいおい」です。どちらも東京都中央区に位置しています。
サンシティ銀座EASTは高級ホテルのような外観を持ち、バーラウンジや大ホール、カフェやプールなどの設備があります。一方、ケアハウスあいおいは、駅から徒歩5分という便利な立地にあります。どちらの施設も、加山雄三さんのような大物スターにふさわしい住まいです。
今年、彼は86歳(2024年時点)を迎えました。引退後も元気に活動を続けています。
奥さんは松本めぐみさん。
多額の借金返済をともに経験し、高齢者向けの自立型ケアハウスにも一緒に入るほどの仲。
加山雄三さんと松本めぐみさんは、今年で結婚52年を迎えました。この長い結婚生活で築き上げられた深い絆と愛情は、その日々の小さな習慣からも見えます。夫婦は毎朝、"今日も元気で生きて会えた"とお互いに感謝の言葉を伝えています。また、彼らは毎日、ランチを一緒にとっています。
加山さんはよく寝るため、めぐみさんよりも起きるのが遅いです。それでも、起きてきた加山さんは、いつもビックリ箱から飛び出してきたような元気な顔で、"おはよう!"と挨拶をします。そして、まず最初に二人はハグを交わします。
夫婦の愛情は、夜にも表れます。二人は後期高齢者であり、いつ会えなくなるかわからないという現実を常に自覚しています。それゆえ、夜、休む前には必ず感謝の言葉を伝え合います。
このような日々の習慣が、加山さんとめぐみさんの夫婦関係を強固にしています。また、結婚50周年の記念に、加山さんはめぐみさんに新たな結婚指輪を贈りました。