【モンゴル】10MWスケールの太陽光発電施設の導入によるエネルギー供給の安定化

モンゴル国は著しい経済発展に伴う電力需要の高まりに電力供給が追い付いておらず、国内で賄いきれない電力の一部をコスト高な海外輸入に頼っています。自給している電力のうち、約80%は石炭火力によるものですが、これが同国において深刻な大気汚染を引き起こす要因となっています。

プロジェクト対象地であるゴビ=アルタイ県においても、同様に電力供給が不足しています。地域の電力需要の約40%はタイシール水力発電所、12%は軽油発電所、残りの約半分は中央グリッドや西部グリッドによって賄われていますが、水力発電が水量不足により想定の半分程度しか発電できず、軽油発電もコスト高で調達が難しく、輸入電力も不安定なのが現状です。

このような電力不足は経済成長の足枷となるため、同国にとって極めて重要な問題となっています。

本プロジェクトでは、大規模太陽光発電施設の導入により、同地域の電力不足を解消することを目指します。加えて、温室効果ガス排出量が多い化石燃料中心の電力を太陽光発電によって代替し、温室効果ガスの排出削減に寄与することも期待されています。

  • プロジェクトロケーション: モンゴル国 ゴビ・アルタイ県 アルタイ市街地
  • CO2排出削減量: 想定 12,686トン/年
  • プロジェクト導入前の状態: 電力不足、コスト高な軽油発電、不安定な電力輸入

本プロジェクトは、モンゴル国西部に位置するゴビ=アルタイ県アルタイ市街地郊外において、10MW規模の太陽光発電所を建設し、発電事業を行うものです。

モンゴルはその電力供給の大部分を石炭火力発電に依存していますが、現在深刻な電力不足に陥っており、それを補うために石炭の開発および利用が拡大しています。石炭利用の増大は、大気汚染や温室効果ガスの排出量増加を引き起こす結果となり、環境悪化が深刻な社会問題となっています。またプロジェクトの実施地域はウリアスタイ・アルタイ地域であり、2008年より11MWのタイシール水力発電所が稼動していますが、気候による水量の増減の影響もあって想定の7割程度の発電量に留まっています。

一方で同国は世界でも日射量が高い地域の一つであり、太陽光発電において高いポテンシャルを秘めている国でもあります。そこで本プロジェクトでは、10MWの太陽光発電を導入することで、安定した電力供給を目指します。また本事業は、同国における温室効果ガス削減、深刻な大気汚染防止、電力供給の安定化に貢献し、同国の持続可能な開発、温暖化対策につながることも期待されます。

本事業は当社が主体となり、三菱UFJモルガンスタンレー証券㈱、日本のLPG販売会社で、国内でメガソーラー事業を展開する㈱サイサン、及びサイサンのグループ会社で、モンゴル国内で業界トップのLPG売り上げを誇るユニガスLLCと協力して実施いたします。

本プロジェクトは公益財団法人地球環境センター(GEC)の「平成25年度二国間オフセット・クレジット制度(JCM/BOCM)の構築に係る実現可能性等調査」採択案件です。また平成26年度には同組織のJCM案件組成調査に採択されています。

モンゴル太陽光1 モンゴル太陽光2

 

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