“ソーラー・インパルス2”が世界一周の偉業達成!

(左: ベルトラン・ピカールさん、右:アンドレ・ボルシュベルクさんとソーラー・インパルス2)

2016年7月26日、太陽光エネルギーのみを動力とする飛行機 ソーラー・インパルス2が、
出航地のアラブ首長国連邦・アブダビに帰還し、世界一周飛行を達成しました。

2015年3月9日に始まった世界一周飛行の合計飛行距離は4.3万kmに及びました。
4つの大陸と5つの海を越えたソーラー・インパルス2の機体は軽量ですが、翼幅は大型で4基のプロペラを駆動します。

その大きな翼や機体上面に搭載されているのが、1万7,248枚ものソーラーパネルです。
また大容量のリチウム電池を搭載し、夜間には蓄えた電力で飛行も可能です。

ソーラー・インパルス2のホームページでは、そのエネルギーの流れやバッテリーの充電状態なども
リアルタイムで見ることが出来ました。(現在は各航路のログが表示されます。)

ソーラー・インパルス2の機体は主に炭素繊維でできています。またソーラーパネルに使われている外装材も
ガラスではなく、軽く柔軟性の高いプラスティックが使われており、さらにはソーラーパネル自体の
発電効率も上げられているそうです。

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(写真提供: Foundation myclimate)

この機体がどれだけすごいのか、
ジャンボジェットの愛称で知られている大型旅客機 ボーイング747と比較してみましょう。

ボーイング747 ソーラー・インパルス2
翼長 (m) 68.5 72
全長 (m) 70.7 22
重量 (t) 183 2.3
最高速度 (マッハ) 0.92 0.11438

1人乗りのソーラー・インパルス2は、全長はジャンボジェットの3分の1以下なのにもかかわらず、
翼はジャンボジェットのものよりも長く、しかしながら、重量はたったの約80分の1!

そんな最先端の技術を駆使した機体ですが、天候には勝てず、
2015年6月南京からハワイまでの約8,172kmの間で、名古屋に予定外の着陸をすることとなりました。
そのときの記事はこちら→ 太陽の力で未来へ羽ばたくSolar Impulse

558時間にも及ぶ飛行中に発電した電気は11,655kWh
日本の1世帯(2人以上)当たりの2015年の平均電気使用量が年間5,023.4kWhなので、
ソーラー・インパルス2は1世帯が2年間に使用する電力のみで世界一周したことになります。

また、ボーイング747-400が東京からニューヨークまでの約11,300kmを飛行する間に
消費する燃料(灯油)は約150,000リットルです。今回の世界一周では、その約3.8倍の距離を
燃料を使用せずに飛行し、約570,000リットルもの化石燃料の使用と
それに伴って約1,400トンものCO2排出を削減。
ソーラー・インパルス2は1人乗りで機体も軽く、また17の航路に分けられたため、
一概には比較できませんが、重量で割った場合、約17.5トンのCO2排出量”ゼロ” にしたことになります。

操縦士の1人、ベルトラン・ピカール氏はアブダビでソーラー・インパルス2を降りるときに言いました。

「未来はクリーン。未来はあなた。未来は今。さらに前に進もう」

マイクライメイトジャパンも、クリーンな未来、クリーンな今を過ごすために、
世界一周せずとも企業様や個人の方ができることを一緒に考えていきたいと考えております。

何をすればいいかわからないという方も、是非ご相談ください!

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“The future is clean. The future is you. The future is now. Let’s take it further”
– Bertrand Piccard

Si

参考:
Solar Impulse SA https://www.solarimpulse.com
航空実用辞典 http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p316.html#03-08 (日本航空)
算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧 http://ghg-santeikohyo.env.go.jp/files/calc/itiran.pdf (環境省)

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