

あなたは特定公社債選ぶと税金で年10万円損します
特定公社債と一般公社債の最大の違いは税制です。特定公社債は2016年以降の制度で、利子や売却益は約20.315%の申告分離課税になります。一方で一般公社債は総合課税扱いとなり、所得に応じて最大55%近い税率になるケースもあります。つまり税率差は約2.5倍です。ここが最重要ポイントです。
例えば年収800万円の人が10万円の利子を得た場合、特定公社債なら約2万円の税金ですが、一般公社債だと3〜4万円になることがあります。差は1〜2万円程度です。これは積み重なると大きいですね。
つまり税制で勝負が決まります。税引後利回りで比較するのが基本です。表面利回りだけで判断すると、見かけより損するケースが多いです。ここを見落とす人が多いです。
損益通算の可否も重要な違いです。特定公社債は株式や投資信託と損益通算が可能で、損失が出た場合は3年間繰越控除もできます。一般公社債はこれができません。ここは大きな差です。
例えば株で50万円の損失、債券で30万円の利益が出た場合、特定公社債なら差し引き20万円に課税されます。しかし一般公社債だと30万円丸ごと課税対象になります。差は10万円以上です。これは痛いですね。
つまり損失活用が鍵です。リスク管理の観点でも特定公社債が有利です。複数の資産を組み合わせる投資では、この差が効いてきます。
どの債券が該当するかも重要です。特定公社債には国債、地方債、上場企業の社債、外国債券などが含まれます。現在流通している多くの債券は特定公社債です。一方、一般公社債は2015年以前に発行された一部の古い債券などが該当します。ここは例外的存在です。
具体例として、日本国債(個人向け国債含む)は特定公社債です。大手企業の社債も基本的に該当します。つまり一般公社債を意図的に選ぶケースはかなり少ないです。今はほぼ特定公社債です。
つまり現代は特定が主流です。ただし古い保有債券や相続で取得した場合は注意が必要です。ここを見落とすと税務ミスにつながります。
表面利回りだけで判断すると失敗します。税金の違いにより、実質利回りは大きく変わるからです。例えば利回り3%の債券でも、税率20%なら実質2.4%、税率40%なら1.8%になります。差は0.6%です。長期では致命的です。
100万円を10年運用すると仮定すると、0.6%差は約6万円以上の差になります。複利を考えるとさらに拡大します。つまり税制込みで比較しないと意味がありません。これが基本です。
利回り比較では「税引後」で見る習慣が重要です。証券会社の表示は税引前が多いので、自分で計算する必要があります。ここが盲点です。
初心者は「安全性」だけで選びがちですが、それだけでは不十分です。重要なのは税制、流動性、通算可否の3点です。この3つで実質リターンが決まります。つまり判断軸を増やすべきです。
特にNISAとの相性も重要です。特定公社債はNISA対象になるケースが多く、非課税メリットを活用できます。一方で一般公社債は対象外が多いです。ここも差です。
NISA活用が鍵です。非課税枠を使うだけで税率20%が0%になります。これは非常に大きいメリットです。投資判断では必ず確認しましょう。
金融庁の制度解説(特定公社債の税制と対象範囲が整理されている)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html