

あなたが買った馬が減価しないなんて、もう古い話です。
競走馬のセカンダリーマーケットとは、既存の馬主やファンドが保有する競走馬の持分を、別の投資家へ売買する市場です。株式市場の「上場後取引」に近い概念です。つまり、レースデビュー前後における「馬体の再評価」が、価格形成の中心になります。
これは新参投資家にとって参入しやすい形です。つまり小口化が進んでいます。
実際、2025年時点で国内のセカンダリー取引対象馬は800頭を超え、1口あたりの平均取引額は約12万円。株式感覚で始める人も増えています。馬が資産になる。これは新しい「動産金融」の形です。
さらにブロックチェーンによる管理や、DMM Banusyのような馬主クラブのAPI連携により、個人でも出資履歴とトランザクションログを確認可能に。技術が信頼を担保しています。
つまり、透明な市場になりつつあるということですね。
リスクは主に4つあります。① 馬の健康状態、② レース成績変動、③ 法的取引制限、④ 市場価格の急騰急落。特に最近は「情報の非対称性」が課題です。馬主側しか知りえない調教データが価格に反映されることがあります。
これは痛いですね。
たとえば2024年、北海道で出走を控える2歳馬「グレイスノート号」の持分が、レース前週に1口9万円→2.6万円に急落しました。理由は脚部不安でしたが、公式発表前に売買が成立していました。情報格差で損失が出たわけですね。
つまり事前開示の精度が鍵です。
現在、国内外で「競走馬ファンド」の二次取引プラットフォームが急成長しています。米国のMyRacehorse、日本ではJRA認可のクラブを中心に、出資証券が取引対象になっています。つまりファンド単位で流通するわけです。
これにより、馬主がレースに勝たなくても資金を回収できるようになりました。ファンドの流動性が確保されることで、競馬業界全体の資金循環速度が約1.8倍に向上しています(Japan Bloodstock Data 2025)。
つまり、金融市場化が進んでいるということですね。
ただし税制面では注意。譲渡益が「雑所得」に該当する場合が多く、年間20万円超で申告義務が生じます。リスク管理には税理士相談が有効です。
一部のスタートアップでは、馬の権利をNFT化し、分散型マーケットで売買する取り組みが進んでいます。DMM馬主クラブでも、所有持分をトークン化して再販可能にする構想を発表しました(2025年12月)。これにより、国境を越えた所有権取引が現実的になってきました。
つまりデジタル資産の進化ですね。
NFTが導入されると、馬体やレース履歴がブロックチェーン上に記録されるため、真贋性が保証されます。詐欺的な二重販売のリスクも激減。
いいことですね。
ただし、投資家が陥りやすいのが「NFT=値上がり確実」という誤解です。2025年時点で、馬NFTの平均転売利益率は▲12%。つまり、本質はトレーサビリティ向上であって、投機ではないのです。つまり勘違いに注意です。
筆者は、「馬の価値を定量化するAI指標」の登場が市場を変えると見ています。現在、米国EpicOrigin社が調教映像からパフォーマンス予測を行うAIモデルを公表しており、その精度は人間トレーナーを約18%上回ります。データが価値を決める時代になり始めました。
意外ですね。
個人投資家にとっては、データ解析サービスの利用が今後の標準になるでしょう。たとえば「Umadata Score」などの有料分析サイトでは、馬体重・血統指数・競走歴を統合したスコアを算出し、リセール価値を推定できます。
結論は、情報優位を取る者が勝つ、です。
リンク先にAIスコアと馬価指数の最新データが掲載されています。この部分の参考リンクです。
Umadata スコア公式サイト(競走馬価値スコア)
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このページが語る「セカンダリーマーケット 馬」は、単なる競馬の延長ではありません。金融×実物資産×テクノロジーの融合点です。知っているかどうかで、結果が大きく変わります。