大学卒業後、念願だった一人暮らしを始めた私は、自由を満喫するためにクレジットカードを使い始めました。当時流行っていたブランド服や、おしゃれな家具など、憧れのアイテムを次々と購入。毎月の支払いはリボ払いを選択しました。
毎月の返済額は、アルバイトの収入で何とか払える程度でした。しかし、ボーナス時期になると、ついついカードを使いすぎてしまう。気が付けば、リボ払いの残高は数十万円に膨れ上がっていました。
「毎月少しずつ返せば大丈夫」。そう思っていた私は、深刻さに気づくことなく、リボ払いを続けました。しかし、利息の恐ろしさを甘く見ていました。
ある日、ふとカードの明細書を確認すると、支払額の大半が利息で占められていることに気づいたのです。 いくら返済しても、残高はほとんど減らない。まるで底なし沼にはまったような絶望感に襲われました。
このままではまずい。一念発起した私は、生活を見直し、徹底的に節約を始めました。外食は控え、自炊するようになり、交際費も大幅にカットしました。さらに、アルバイトを増やして収入を増やす努力もしました。
苦しい節約生活を続けること数年。ようやくリボ払いの残高を完済することができました。しかし、その経験は私に大きな教訓を与えてくれました。
リボ払いは、一見便利に見えますが、利息の負担が大きいため、返済が困難になる可能性があります。 マジでやべーです、リボ払い。
定額または定率を支払うだけなので、割引を方も、クレジットカードの使用料・利息等の負担を少なく抑えることができます。
また、定額または定率を支払うと、1回の支払いで即座に購入できる特徴もあります。
リボ払いが払えなくなったときは、早めに対処することが重要です。以下のような対処法が考えられます。
カード会社に相談する
まずはカード会社に連絡し、支払いが難しい状況を説明しましょう。一時的な支払い猶予や、毎月の支払額を減らすなどの対応をしてもらえる可能性があります。
家計の見直しをする
固定費や変動費を見直し、支出を減らす工夫をしましょう。例えば、不要なサブスクリプションを解約したり、外食を控えるなどです。浮いたお金をリボ払いの返済に回すことで、完済までの期間を短縮できます。
返済額を増やす
リボ払いの最低返済額のみを支払っていると、なかなか元金が減りません。臨時収入があったときなどに、できるだけ多く返済するようにしましょう。元金が減れば、その分手数料の負担も減ります。
借り換えを検討する
金利の低いカードローンなどで借り換えをすることで、毎月の返済負担を減らせる可能性があります。ただし、借入総額が増えるリスクもあるため、慎重に検討する必要があります。
債務整理を検討する
どうしてもリボ払いの返済が難しい場合は、弁護士に相談して任意整理などの債務整理を検討しましょう。これにより、大幅に毎月の返済額を減らせる可能性があります。
リボ払いの返済が滞ると、延滞損害金の発生、カードの利用停止、信用情報への事故情報の登録などの不利益が生じます。できるだけ早い段階で対処することが大切です。
リボ払いのメリットとデメリットはなんでしょうか?
メリット
デメリット
以上のように、リボ払いは家計管理のしやすさや購入のしやすさなどのメリットがある一方で、手数料負担の大きさや借金の認識の薄れやすさなどのデメリットもあります。
上手に活用するには、なるべく返済回数を少なくして手数料を抑えることが肝心です。安易にリボ払いに頼るのではなく、計画的に利用し、できるだけ早く完済することが賢明だと言えるでしょう。
リボ払いが払えなくなった場合、以下のようなリスクが生じます。
カードの利用停止
支払日を過ぎるとクレジットカードの利用を止められてしまいます。
遅延損害金の発生
支払日の翌日から支払完了までの期間、遅延損害金が発生します。一般的に年14.6%の割合で計算されます。
取り立て・督促の開始
数日から数週間のうちに、カード会社から電話や郵便による督促が始まります。
信用情報への事故情報登録
支払遅延が信用情報機関に事故情報として登録され、いわゆる「ブラックリスト」状態になります。その間、新たなクレジットカードの発行や携帯電話の分割払いなどが難しくなります。
残債の一括返済請求
支払遅延が続くと、最終的にカード会員契約が強制解除となり、カード会社から支払残高の全額を一括で請求されます。
法的手続きに移行
カード会社からの連絡を無視し続けたり、約束通りに支払わなければ、裁判手続きに移行する可能性が高くなります。
以上のように、リボ払いの支払いができなくなると、金銭的・社会的に様々な不利益を被るリスクがあります。リボ払いの仕組みをよく理解し、計画的に利用・返済することが重要です。