

ツイストパーマを年3回以上かけると、薄毛が加速するリスクがあります。
「ツイスト」という言葉は英語の「Twist=ねじる」に由来し、髪の毛束をねじって固定しながらパーマをかける技法のことを指します。通常のパーマはロッドと呼ばれる棒状の器具に髪を巻き付ける方法が主流ですが、ツイストパーマでは毛束そのものをねじり、ピンで固定した状態に薬剤を浸透させる仕組みです。この違いが、仕上がりの質感に大きな差をもたらします。
ツイストパーマならではの特徴は、ねじれによって生まれる「束感」と「立体感」です。ロッド巻きとは異なる直線的な動きが毛先に生まれ、ワイルドでエッジの効いたスタイルに仕上がります。つまり、見た目のインパクトが強く出るパーマといえます。
ねじる強さは自由に調整できます。強くねじればスパイキーでワイルドな印象に、弱くねじれば「ソフトツイスト」と呼ばれるナチュラルで今っぽい仕上がりになります。毛束の太さも5〜10mm程度と細かく調整できるため、スタイルのバリエーションが非常に豊富なのも魅力の一つです。
もともとは10〜20代前半の男性に特に支持されてきたスタイルですが、最近ではソフトツイストの登場によって社会人や40代以上の方にも取り入れやすくなっています。スタイリングが簡単になるという実用的なメリットも、幅広い世代から選ばれる理由です。
ホットペッパービューティーでは、ツイストパーマのスタイルカタログやオーダー事例が多数掲載されており、スタイル選びの参考になります。
ツイストパーマとは?オーダー前に知りたい基本と4つのスタイルバリエーション(ホットペッパービューティー)
ツイストパーマには複数の種類があり、それぞれの特徴を理解しておくことがオーダー時の失敗を防ぐカギになります。代表的な3種類について整理しておきましょう。
まず「ツイストパーマ(スタンダード)」は、毛束をねじってピンで固定し薬剤を浸透させる最も基本的なスタイルです。仕上がりはチリチリとした強い動きが出るため、個性的でワイルドな印象を求める方に向いています。10〜20代に人気が高く、黒髪と組み合わせることでより力強いスタイルになります。
次に「ソフトツイスト(弱めツイスト)」は、ねじりを弱めに設定することでチリチリ感を抑えたマイルドなスタイルです。細かいウェーブのような自然な動きが出るため、社会人やビジネスシーンでも受け入れられやすいのが特徴です。これは使えそうです。
そして近年特に注目されているのが「ツイストスパイラルパーマ」です。毛束をねじった後にさらにスパイラル状にロッドに巻きつけるという二段階の施術で、ツイストの束感にスパイラルの立体感が加わります。毛先が縦に落ちるカールになるため、リラックスしたキメすぎないスタイルに仕上がります。カット込みの費用相場は15,000〜20,000円前後と少し高めです。
| 種類 | 印象 | 費用相場 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ツイストパーマ(強め) | ワイルド・個性的 | 約10,000円〜 | 10〜20代、強い動きを求める人 |
| ソフトツイスト(弱め) | ナチュラル・清潔感 | 約10,000円〜 | 社会人、ビジネスシーン |
| ツイストスパイラル | 立体感・垢抜け | 約15,000〜20,000円 | トレンド志向、幅広い年代 |
持ち期間は一般的に2〜3ヶ月程度です。通常のコールドパーマが1〜2ヶ月程度なのに対し、ツイストパーマはロッドが細かいためカールが長持ちしやすい傾向があります。コスト面で考えると、2ヶ月間スタイリングが楽になることを踏まえると、トータルのコスパは良好といえるでしょう。
施術に必要な髪の長さは、最低でも6cm以上が目安です。これは葉書の横幅が約14.8cmであることを考えると、その半分以下というイメージです。短すぎると毛束がねじりにくく、希望どおりの仕上がりにならない可能性があります。現在の髪の長さで施術可能かどうかは、美容師に直接確認するのが最も確実です。
ツイストパーマを解説!ゆるめor強めのパーマで雰囲気をがらりとチェンジ(OZmall)
ツイストパーマの仕上がりは、髪質や顔型によって大きく変わります。この点を知らずにオーダーすると、思わぬ失敗につながる可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。
髪質については、軟毛や猫っ毛の方がツイストパーマに最も向いているとされています。髪が細く柔らかいほど薬剤の浸透がスムーズで、カールが美しく出やすいからです。一方で、髪質が硬くてパーマがかかりにくい方にも、通常のパーマより持続しやすいというメリットがあります。
くせ毛の方にも意外とおすすめです。一般的なパーマだとくせ毛に過剰なカールが加わって丸みが出すぎることがありますが、ツイストパーマは縦方向に髪を落としてくれるため、横のボリュームを抑えてスッキリ見せる効果が期待できます。くせ毛が悩みなら問題ありません。
顔型との相性については、面長や角張ったシャープな顔立ちの方が特に似合いやすいといわれています。ねじのような縦長の形状が、顔のラインと自然に調和するためです。細身の体型の方とも相性が良く、全体のシルエットをバランスよく整える効果があります。
逆に、ハイダメージ毛(複数回のブリーチ経験者など)は施術不可になるケースがあります。ブリーチによってキューティクルが大きくダメージを受けた状態でパーマ薬剤を使うと、毛先がチリチリになったり、断毛が起きたりするリスクがあるためです。厳しいところですね。
Ash公式コラムでは、髪質別(直毛・ふんわりくせ毛・しっかりくせ毛)にツイストスパイラルの仕上がり比較が詳しく解説されており、自分の髪質タイプ確認に役立ちます。
【どのタイプ?】地毛で変わるツイストスパイラルパーマ(美容室 Ash)
ツイストパーマの最大のメリットの一つが、毎朝のスタイリング時間を短縮できることです。ただし、パーマの個性を最大限に活かすには、スタイリング剤の種類と使い方を正しく把握しておく必要があります。セット方法が間違っていると、せっかくのカールがつぶれてしまいます。
基本的なセット手順は次のとおりです。まずタオルドライで髪の水分を約80%程度まで取り除き、完全に乾かし切らない状態をキープします。次に、スタイリング剤を手のひらで温めてから、毛先から指で揉み込むように馴染ませます。ドライヤーは根元中心に使い、毛先には直接当てすぎないことがポイントです。これが基本です。
スタイリング剤の選び方は、求める仕上がりによって使い分けましょう。ウェットでツヤのある質感を求めるならグリースやジェルが向いています。一方、無造作でドライな質感に仕上げたいなら、マット系のクリームワックスやマットワックスが適しています。どちらも毛束感が強調されやすいアイテムです。
気をつけたいのがスプレー系の整髪料です。ツイストパーマはカールの形状が複雑なため、ハードスプレーを使いすぎるとカールが固まりすぎてバキバキな印象になります。程よいセット力がある製品を選ぶことが、自然でこなれた仕上がりの条件です。
セットに迷ったときは、ピンポン球2個分程度のムースをベース剤として髪全体に馴染ませてから、仕上げに少量のワックスを重ねる「ダブルスタイリング」が安定しやすくておすすめです。美容師に「自宅でのセット方法」をカウンセリング時に聞いておくと、さらに再現性が高まります。
ツイストパーマは通常のパーマよりも髪に負担がかかりやすいスタイルです。施術に使うパーマ液はpH8〜9のアルカリ性で、頭皮や毛髪のバリア機能を乱す作用があります。このことを理解した上でケアの意識を高めることが、パーマの持ちと髪の健康を両立させる条件です。
まず見直したいのがシャンプー選びです。市販の一般的なシャンプーには硫酸系や石油系の強い洗浄成分が含まれているものが多く、これらはパーマのクセ付けを弱める原因になります。パーマ後は「アミノ酸系」の洗浄成分を主体としたシャンプーに切り替えることで、キューティクルへのダメージを最小限に抑えながらパーマの形状を維持しやすくなります。
日本パーマネントウェーブ液工業組合は、パーマ直後の頭皮はまだ正常なpH値に戻っていない状態であると説明しています。この状態でゴシゴシと強く洗ったり、スタイリング剤が毛穴に残ったままにしておいたりすると、炎症が悪化して抜け毛を増やすリスクがあります。頭皮ケアが原則です。
毛髪・パーマのQ&A集(日本パーマネントウェーブ液工業組合)— パーマ後の頭皮状態や薬剤の影響について詳しく解説しています。
施術頻度については、少なくとも2〜3ヶ月の間隔を空けることが推奨されています。skinrefine.jpの記事によると、ツイストスパイラルパーマに使われる薬剤はpH8〜9と刺激が強く、2〜3ヶ月おきに繰り返すと抜け毛の増加につながる可能性があります。年3回を上限の目安として、施術頻度を管理することが重要です。
乾燥後のアフターケアとして、ヘアオイルやアウトバストリートメントを毛先から塗布する習慣をつけることをおすすめします。濡れた状態の髪は最もキューティクルが開きやすく、ダメージを受けやすいタイミングです。タオルドライも「こすり洗い」ではなく「押さえ拭き」に変えるだけで、毛髪へのダメージを大幅に軽減できます。カラーと同日施術も避けるが条件です。
もし施術後に頭皮の赤みやかゆみが続く場合は、接触性皮膚炎の可能性があるため、放置せずに皮膚科を受診することを強くおすすめします。パーマ後のトラブルは早期対処が薄毛予防につながります。
ツイストパーマではげるは嘘?薄毛との関係や頭皮ダメージの原因と対策(skinrefine.jp)— 施術頻度・薬剤の影響・抜け毛との関係を医学的根拠とともに詳しく解説しています。