rpaとはゴルフの赤杭ルール、救済と処置を完全解説

rpaとはゴルフの赤杭ルール、救済と処置を完全解説

rpaとはゴルフの赤杭ルール、正しい救済と処置

赤杭エリアから「正しく処置した」つもりで、誤所からのプレーとして2打罰を取られた人が後を絶ちません。


📋 この記事でわかること
RPA(レッドペナルティーエリア)とは何か

2019年のルール改正で「ラテラルウォーターハザード」から名称変更。赤杭・赤線で囲まれたエリアの定義と基本を解説します。

📏
赤杭3つの救済オプションと正しい選び方

ストローク&ディスタンス・後方線上・ラテラル救済の3択を、スコアが最も得になる視点で整理します。

🚫
黄杭・白杭との違いと混同しがちな注意点

「全部同じだろう」は危険。杭の色が変わると救済オプションが変わり、間違えると最大3打罰になるケースも。


rpaとはゴルフで何のこと?語源と2019年改正の背景

ゴルフの「RPA」とは、Red Penalty Area(レッドペナルティーエリア) の略称です。コース上に赤色の杭または赤線で示されたエリア全体を指します。以前は「ラテラルウォーターハザード」と呼ばれていましたが、2019年1月1日施行のR&A・USGA共同ルール改正で現在の名称に変わりました。


「ハザード」という言葉が廃止されたのは、水がない場所(岩場・崖・ブッシュ・林)でも同じ救済ルールを適用できるように定義を広げたためです。つまり現在のRPAは、池や川だけでなく、ボールが入り込んだら出せないような難所であればコース設計者が自由に設定できるエリアになっています。これはプレーファスト(プレーの迅速化)を促進するという、R&Aとして非常に明確な意図に基づいた改正でした。


金融業界では、接待ゴルフの場でルール知識が「仕事のできる人物像」に直結するといわれます。特に同伴者のミスショット後の処置を、黙って見ていられるかどうかが信頼に関わるシーンもあります。これが基本です。


では、なぜ「赤」と「黄」の2色に分かれているのでしょうか?コース設計者がそのハザードを「プレーヤーに越えさせたいもの(黄)」か「コースの側面に沿う障害物(赤)」かによって色を決めます。側面に沿うRPAには「ラテラル救済」という横に出る選択肢が与えられるため、プレーヤーにとって利便性が高い分類です。




























名称 杭の色 旧称 主な配置場所
レッドペナルティーエリア(RPA) 🔴 赤 ラテラルウォーターハザード ホール側面に沿う池・谷・林
イエローペナルティーエリア 🟡 黄 ウォーターハザード フェアウェイを横切る池・川
OBゾーン ⚪ 白 OB(変更なし) コース外境界


ゴルフ規則の公式情報はJGA(日本ゴルフ協会)の公式サイトで確認できます。


JGA公式 2019年ルール改正:ペナルティエリアの定義や救済の基準が詳しく掲載されています。


https://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rules.html


rpaゴルフで使える3つの救済オプションを整理する

RPAエリアにボールが入ってしまった場合、プレーヤーには ①そのまま打つ(無罰) か、1打罰を払って3つの救済から選ぶ かという選択肢があります。無罰でそのまま打てるのは、ボールが水に入っていない・地面が固い・スタンスが取れるなど、現実的にプレー可能な場合に限られます。


救済を受ける場合、全て「1打罰」という点は共通です。これが原則です。


① ストローク&ディスタンス(元の場所から打ち直し)


直前にプレーした場所に戻り、そこから1打罰を加えて打ち直す方法です。ティーショットがRPAに入った場合は、ティーイングエリアから3打目として再スタートします。距離のロスが大きいため選ばれにくいですが、他の救済エリアが極端に悪いライになる場合は有効な選択肢です。


② 後方線上の救済(ピンとの後方延長線上にドロップ)


「ボールがRPAの境界を最後に横切った地点」と「ホール(ピン)」を結んだ直線の後方延長線上に、距離無制限でドロップできます。例えば後方に50ヤード下がれば、得意な距離からフルショットで再スタートできます。これはRPA・イエロー共通の選択肢です。


2023年ルール改正ポイント:以前は「線上に止まらなければ再ドロップ」でしたが、2023年改正により「ドロップした地点から1クラブレングス以内に止まればOK」となりました。ドロップのやり直しが大幅に減ったため、プレーがよりスムーズになっています。これは使えそうです。


③ ラテラル救済(RPAのみの特権的選択肢)


これがRPAの最大の特徴です。「ボールがRPAの境界を最後に横切った地点」を基点として、そこからホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップできます。グリーン横の池や、ホール側面の谷に入ったときに、前進しながらプレーを再開できるため、プレーファストに大きく貢献します。黄杭(イエローペナルティーエリア)ではこの③が使えません。ここが最大の違いです。


























救済方法 RPA(赤) イエロー(黄) ポイント
① ストローク&ディスタンス 元の場所に戻る
② 後方線上の救済 後方延長線上にドロップ
③ ラテラル救済 RPA専用 横2クラブレングス以内


接待ゴルフ中に同伴者が黄杭エリアでラテラル救済を取ろうとしていたら、そっと「こちらは黄杭エリアですので…」と指摘できるかどうか。ルールを知っていることが、プレーの信頼感に直結します。


rpaゴルフのラテラル救済「2クラブレングス」の正確な測り方

ラテラル救済はRPAだけに認められた特権ですが、実際に測り方を誤ると「誤所からのプレー」として2打罰が科されるリスクがあります。痛いですね。プロの試合でも発生する間違いであり、2025年のJLPGAツアーでは「池ポチャ後の処置を巡り、同組2選手が誤所からのプレーで失格」というケースが実際に起きています。


使用するクラブはドライバー


「2クラブレングス」を測るときに使うクラブは、そのラウンドで使っているパターを除いた最も長いクラブです。多くのゴルファーにとってはドライバーになります。一般的な男性用ドライバーの長さは約115〜120cm。2クラブレングスで約230〜240cmが目安です。東京タワーの鉄骨1本分より少し長い、というイメージは少し大げさですが、意外と広い範囲になることは確かです。


「ホールに近づかない」が必須条件


2クラブレングスの範囲内でも、「ホール(ピン)に近づく方向」にドロップすることはできません。同じ基点からの距離でも、ホールに向かう方向はNGです。また、RPA内にドロップすることも禁止です。これだけ覚えておけばOKです。


ドロップの高さは「膝の高さ」


2019年の改正で、ドロップは従来の「肩の高さ」から「膝の高さ」に変更されました。膝から真下にそっと落とすイメージです。救済エリアにボールが収まりやすくなり、やり直し回数が減って、プレー時間の短縮にも貢献しています。


2度目のドロップでもエリア外に出た場合


2度再ドロップしてもエリア外に転がり出る場合は、2度目のドロップで「ボールが最初に地面に触れた地点」にボールをプレース(手で置く)します。傾斜地での処置で詰まったときの最終手段です。


ゴルフルール全般を確認できる参考サイトとして、アルバドットコム(ALBA)は池ポチャを含む救済の図解が非常にわかりやすく整理されています。


池ポチャのルール図解:赤杭・黄杭の処置をステップごとに図解で確認できます。


rpaゴルフで起きやすい2打罰パターンと回避策

正確なルール知識を持ちながらも、「基点の特定」を誤ることで2打罰を受けるケースが多発しています。ゴルフのルール違反の中でも、「誤所からのプレー(規則14.7)」は重大な違反として扱われます。1罰打を払って救済を受けたつもりが、処置が正しくなかったことで+2打罰が加算され、合計3打罰になってしまうシナリオです。


よくある間違いパターン


| 間違い内容 | 実際のペナルティ | 正しい対処 |
|---|---|---|
| 黄杭エリアでラテラル救済を取る | 1打罰+2打罰(誤所)=計3打罰 | 後方線上の救済を選ぶ |
| 基点を実際より有利な地点で設定 | 2打罰(誤所からのプレー) | 同伴者と確認・境界線横断点を慎重に特定 |
| ドロップ後、救済エリア外でプレー | 2打罰(再ドロップせず) | 転がった場合は再ドロップが必要 |
| 赤杭を抜いた際にボールが動く | 1打罰(ボールを動かした)+ リプレース義務 | 杭を抜く前にボールの位置をマーク |


「基点の特定」がカギ


ラテラル救済での最重要作業が「ボールがRPAの境界線を最後に横切った地点」の特定です。この地点が1メートルずれるだけで、ドロップできるエリアが大きくシフトします。特にティーショットが大きく曲がって池に入った場合、弾道の記憶が曖昧になりがちです。


対策としては、ボールが着弾した方向の木や旗など「遠景の目印」を打った瞬間に確認する習慣を持つことです。同伴者に「あの辺から入りましたかね?」と声をかけて合意を取ることで、後からの異議申し立てリスクも下がります。


赤杭を抜く際の注意点


赤杭・黄杭は「動かせる障害物」に分類されるため、原則として抜くことができます。ただし、杭が固定されていて容易に抜けない場合は抜けません。無理に抜こうとして動かすと1打罰の対象になります。また、杭を抜く際にボールが動いた場合は1打罰を払ってボールを元の位置にリプレースする必要があります。これが条件です。


コース設計に関わる詳細なルールの根拠は、GOLKANO(ゴルカノ)のレッドペナルティーエリア解説ページが参考になります。


境界線の正確な定義:赤杭・赤線による境界の取り方など技術的な詳細が掲載されています。


https://golkano.co.jp/glossary/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9A%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2


金融マンが接待ゴルフでrpaルール活用をスコアに変える視点

金融業界でゴルフが重視されるのは、単に運動や接待の手段だからではありません。18ホールという長い時間の中で、ミスへの対処法・判断の速さ・ルールへの誠実さが自然と現れるからです。実際、投資銀行やアセットマネジメント会社ではゴルフのスコア管理を習慣化しているビジネスパーソンが多く、接待ゴルフは「仕事外でのキャラクター確認の場」として機能しています。


RPAのルールを知ることは、スコア管理にも直結します。例えば「本来ラテラル救済を使える場面で、知らずに全ホール元の位置に戻って打ち直していた」場合、1ラウンドで2〜3打余分に失っている可能性があります。ハーフ(9ホール)で1打スコアが良くなれば、その分の差が対外的な印象にも影響します。


コースマネジメントとしてのRPA活用


ラテラル救済は「選択肢が多い」という優位性があります。具体的には次のような意思決定が求められます。


- 🏌️ グリーン横のRPAに入った → ラテラル救済でグリーン横からアプローチ。パー・ボギーを狙える。


- 🏌️ ティーショットが谷(RPA)に → ストローク&ディスタンスでティーに戻り3打目を確実にフェアウェイへ。


- 🏌️ セカンドショットが池(RPA)に → 後方線上で50ヤード下がり、得意な距離からアプローチをチョイス。


この判断を素早く・正確に行えることが、接待ゴルフでの「デキる人」印象を形成します。パニックにならないことが大事です。


知っていると得するローカルルール確認の習慣


コースによっては、「対岸救済(モデルローカルルールB-2)」が設定されていることがあります。2019年改正で原則廃止された「対岸の等距離地点への救済」ですが、地形的に後方線上もラテラル救済も困難なホールに限り、ゴルフ場の委員会が特別に認める場合があります。接待前にコースのローカルルールカードを確認する習慣は、ルーチンとして取り入れておくと安心です。


スタート前のローカルルール確認は1〜2分で完了します。スコアカードやコースのウェルカムシートに掲載されているケースがほとんどです。これがスコアを守る最初のステップです。


楽天GORAのルール改正まとめページでは、2019年以降の改正ポイントが一覧で確認できます。


2019年ルール改正まとめ:ペナルティーエリアの名称変更・ドロップ方法など主要変更点の一覧です。


https://gora.golf.rakuten.co.jp/doc/special/rule/revision/