大学時代、私はパチンコに魅せられていた。特に釘読みには自信があり、攻略誌も熟読し、ホールの釘を徹底的に観察することで、出玉率の高い台を見つけることに長けていた。
ある日、いつものようにホールを徘徊していると、一際光り輝く「CR花の慶次」を発見した。釘は甘く、まるで私に「打て」と囁いているようだった。
投資5千円で確変に突入し、そこから怒涛の出玉ラッシュ。一撃で10万円を超える勝利を収めた。
「やっぱり俺は天才だ!」
脳から汁がドバー!と出る感覚。勝利の興奮に包まれ、私は調子に乗ってしまった。
しかし、その日から私の歯車が狂い始める。
勝ち金はすぐに使い果たし、借金をしてまでパチンコに通うようになった。
自己流の釘読みの技術は通用せず、負けが続き、借金は雪だるま式に膨らんでいった。
「今日も勝てば借金を返済できる…」
そんな甘い幻想を抱きながら、私はパチンコホールに通い続けた。
周囲からは心配の声が聞こえてくるが、耳を傾けることはなかった。
「俺は必ず勝つ。絶対に借金を返済してやる…」
しかし、現実は残酷だった。
借金は100万円を超え、ついに家族にバレてしまった。
父は激怒し、母は泣きながら私を責めた。
「もうパチンコはやめなさい!」
家族の言葉にようやく我に返り、自分がどれほど愚かなことをしていたのかを悟った。
私はパチンコを断ち、借金の返済に励んだ。
が、そう簡単にはやめられない。パチンコ依存症のカウンセリングにも通ったが結局またダメだった。
今はもう何度目かわからないパチンコ断ちに挑戦している。たぶん、今回もダメだろうな…。
パチンコにはまり込んでしまうと、お金の問題、社会からの孤立、人間関係が崩壊する…といったことが考えられます。
パチンコに対して過度な依存を持つ人々が、日常生活や社会的な問題を引き起こす状態に陥ることがあります。記事では、借金をし返済が滞って金融業者から訴訟を起こされたり、親の遺産をつぎ込んでしまったりする事例を紹介し、パチンコ依存症の深刻さを伝えます。
パチンカスの末路は非常に悲惨だと言えます。以下に、パチンコ依存症に陥った人がたどりやすい末路をまとめました。
借金地獄に陥る
パチンコにのめり込むと、莫大な金額を使ってしまいます。貯金を全て使い果たし、消費者金融から借金をするようになります。返済不能に陥り、借金が雪だるま式に膨らんでいきます。
人間関係が崩壊する
お金のことで頭がいっぱいになり、家族や恋人との関係がおろそかになります。「借金がバレて5年付き合った彼女に振られてしまいました。」
仕事を失う
パチンコのために仕事を休みがちになり、最悪の場合はクビになってしまいます。収入が途絶えると借金の返済はますます難しくなります。
犯罪に手を染める
お金に困り果てて、万引きなどの犯罪行為に手を染める人もいます。一度犯罪の道に入ると更生は難しくなります。
自殺願望を抱く
借金まみれの生活に絶望し、自殺を考えるようになるケースもあります。命を落とすほどパチンコ依存は怖いものなのです。
以上のように、パチンコ依存症は人生を完全に狂わせてしまう危険性があります。ギャンブル依存症は病気なので、自力での克服は難しいでしょう。
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