

あなたが選んだファンド、実は手数料で毎年3万円ずつ損しているかもしれません。
マルチアセットファンドとは、複数の資産(株式、債券、不動産、金など)を一つのファンドで運用する商品です。資産分散によりリスクを下げると考えられていますが、実際には運用会社の戦略が左右します。資産配分の総数は40種類以上に及ぶケースもあります。つまり分散と言っても万能ではありません。
一見、リスクが低そうに見えますが、2022年にはマルチアセット型の半数以上がマイナスリターンを記録しました。つまりリスクを完全に消せるわけではないということです。
結論は「万能ファンドではない」です。
金融初心者の多くは「分散投資=安全」と考えます。しかし実際には、信託報酬が年率1.2〜2.0%かかるケースもあり、長期で見ると20年で約40万円を失う可能性があります。つまり「運用しても手数料で利益が消える」状況になることもあるのです。
例えば年利2%の手数料で100万円を20年運用した場合、手数料総額は約40万円。これは想像以上のコストですね。
つまり、低コストファンドを選ぶことが条件です。
「マルチアセットにすれば世界中に分散できる」と思っている人も多いですが、実際には同傾向の資産が混じるため、相関が高く大暴落時には同時に下落します。特に2020年のコロナショックでは、株式も債券も同時に下落しました。
分散のつもりが「広く浅い同じリスクの集合体」になりかねません。つまり形式上の分散に注意が必要です。
結論は「分散=安全ではない」です。
2021年の日本国内販売型マルチアセットファンド100本のうち、3年リターンがプラスだったのはわずか28本。この数字からも、期待通りの成果が出るわけではないことが分かります。
つまりリターンは「平均点以下」になるケースが多いです。特に銀行や証券会社が推すファンドは販売手数料重視の傾向です。
それで大丈夫でしょうか?信頼できる運用哲学を持つ会社を選ぶことが重要です。
あまり知られていませんが、インフレ期にはマルチアセットファンドが機能不全に陥ることがあります。理由は、保有債券の価値下落と同時に株式も調整を受けるため、両方の資産が減るのです。
2023年の米国ではインフレ率7%時に、平均リターンが4.3%下落。つまり物価上昇に負ける構造です。
この時期は金やコモディティ連動型ファンドの方が有利になります。つまり環境に応じて資産配分を見直す柔軟性が重要です。
結論は「常に見直しが必要」です。
詳しく比較データや分析結果の参考には、信託報酬や過去リターンがまとめられた「投信まとなび」の『マルチアセットファンド比較ページ』が有用です。