

あなた固定5年でも1年で解約すると元本割れします
個人向け国債固定5年は、日本国が発行する個人専用の債券で、購入時に決まった金利が満期まで固定されます。2026年時点ではおおよそ年0.2%〜0.5%程度で推移しています。銀行の普通預金が年0.001%前後であることを考えると、約200倍以上の差が出るケースもあります。
つまり安定した利息収入です。
ただし、これはあくまで「満期まで持った場合」の話です。途中解約するとペナルティがあり、直近2回分(約1年分)の利子が差し引かれます。例えば100万円を年0.4%で運用した場合、年間利息は約4,000円ですが、解約時に約4,000円引かれるイメージです。
ここが落とし穴です。
銀行預金との最大の違いは「安全性と利回りのバランス」です。日本国債は国が元本と利息の支払いを保証しており、信用力は非常に高いとされています。さらに固定5年タイプは金利が固定されるため、将来の金利低下リスクを回避できます。
これが強みです。
一方で流動性には制限があります。銀行預金はいつでも引き出せますが、国債は原則1年間は解約できません。急な出費がある人にとっては不便です。
ここは注意です。
また、利率面ではネット銀行の定期預金キャンペーン(年0.3%前後)と比較すると、ほぼ同水準になることもあります。どちらを選ぶかは資金の使い道で判断する必要があります。
比較が重要です。
途中解約のデメリットは想像以上に大きいです。例えば、100万円を年0.3%で2年間保有した場合、受け取る利息は約6,000円です。しかし解約時には約6,000円差し引かれるため、実質ゼロになります。
実質利息ゼロです。
さらに、金利が低いタイミングで購入してしまうと、その後に金利が上昇しても乗り換えが難しくなります。固定金利のため、上昇メリットを受けられません。
これは盲点です。
このリスクを避けるためには「使う予定のない資金だけで購入する」という前提が重要です。急な出費に備える資金は別に確保しておくべきです。
これが基本です。
近年は日銀の金融政策の影響で金利が徐々に上昇傾向にあります。2023年頃は0.1%台でしたが、2025年以降は0.3%〜0.5%台へ上昇しています。今後もインフレが進めばさらに上がる可能性があります。
上昇傾向です。
ただし、急激な上昇は期待しにくいです。日本は低金利環境が長く続いており、海外のように数%になる可能性は現時点では低いとされています。
現実的な期待が必要です。
金利上昇局面では「分散購入」が有効です。一度に全額購入するのではなく、数回に分けることで平均金利を引き上げることができます。
これは使えそうです。
個人向け国債固定5年は「守りの資産」として使うのが効果的です。株式や投資信託のように大きなリターンは期待できませんが、価格変動リスクがほぼありません。
安定重視です。
例えば、資産の30%を国債、70%を株式にすることで、リスクを抑えながらリターンを狙うバランスが取れます。いわゆるコア・サテライト戦略です。
分散が鍵です。
価格変動による損失リスクを抑えたい場面では「安全資産を確保する」という狙いで、証券会社の積立サービスを使って定期的に購入する方法もあります。1つの行動で完結します。
これなら続けやすいです。
財務省の制度詳細・最新利率の確認はこちら
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/index.html